淡嶋神社（あわしまじんじゃ）は和歌山県和歌山市加太にある、人形供養で知られている神社です。

全国にある淡島（嶋）神社・粟島神社・淡路神社の総本社でもあります。

本殿にはところ狭しと日本人形や招き猫、ぬいぐるみ、だるまなどありとあらゆる人形が並べられています。

日本の神社のなかでも異質な雰囲気があります。

髪の毛が伸びる人形が淡嶋神社にある、ともいわれ、じつは神社もその人形の存在を認めています。

けれど、悪意を持った現象ではなく、悪いことをする人形は「まずない」とのことです。

また、とくに面白いのは、子授け祈願に自分のパンティを奉納するという風習です。

淡嶋神は婦人病にかかったため淡島に流されたという伝承から、婦人病を始めとして安産・子授けなど女性のあらゆる下の病を快癒してくれる神社とされています。

今は少子化が深刻な問題ですから、毎日多くの参拝者がいます。

婦人科の病気回復のお守りも人気があります。

無数にある人形は圧巻です。
とてもきれいです。

人形たちが何を思っているのかはわかりませんが、みんな穏やかな表情をしているように感じます。
最後の居場所として最良の場所にいるのかもしれません。

淡嶋神社の本殿。

昔から、男性は男根の形をしているもの、女性は髪の毛を奉納していました。

境内奧の末社には、絵馬などと共に多数の女性用下着が奉納されています。
実際はみなさん、ビニール袋に入れてから奉納するので、ビニール袋がいっぱいあるようにしか見えません。
新品よりも使用したものの方が良いとのことです。