全国の神社とパワースポット
パワースポットとは?
ここ数年、パワースポットという言葉をよく聞くようになりましたね。
では、パワースポットという言葉が有名になる以前、パワースポットというものはなかったのでしょうか?
そんなことはありません。
パワースポットという概念は、昔から世界中、いたるところにありました。
人は、太古の昔から、水の湧き出ている場所であったり、生き物がよく集まる場所であったり、樹や植物のよく育つ場所であったり、または、神様を感じるような神聖な場所などを、特別な場所として大切に考えていました。
人にとって、自然は、人に恵みを与えてくれる存在、人に生命を与えてくれる存在、そして、人にパワーを与えてくれる存在、だったのです。
昔の人たちは、現代に生きている我々よりも第六感が鋭敏で、パワーを受け取ることのできる身体でもありました。
特に日本では、人は、自然に対していつも崇高な思いを持っていました。
山に入れば、人間よりもはるかに大きな大木や岩が、いたるところに立ち並んでいます。
また、昔の日本の森林には、樹齢が1000年を超すような巨大な樹木ばかりが、そこいらじゅうにありました。
その山から、人は果実や作物や水や動植物など、多くの生きる糧と恵みを頂いています。
同じように海からも、魚介類や海藻、または塩など、人は多くのものを与えてもらいます。
そのような自然に対して感謝をする気持ちが、とくに日本では、自然に発生したのでした。
しかし、自然はやさしいばかりではなく、時には台風や地震、土砂崩れ、洪水、噴火など、人に脅威を与える存在でもありました。
今のように科学技術が進歩していない時代、自然現象の原因が科学で解明されていたわけではありません。
人々は、自然の脅威を、『山や海の神様が怒っている』、と受け止めたのが、文字どおり、自然の流れでした。
季節が移り替わるのも、台風がやって来るのも、果実や穀物ができるのも、太陽が昇るのも、雨や雪が降るのも、魚が泳ぐのも、鳥が飛ぶのも、また、人が生まれ、死んでいくのも、すべての自然現象は神の力と考えられてきたのです。
山には山の神様がいて、海には海の神様、湖には湖の神様、木には木の神様がいる、と大自然の中に八百万の神様がいる、という考えが、日本各地で同じように起きたのです。
その中でも、とくに神様を感じる神聖な場所を大切にし、時に感謝をし、時に宴を開き、時に祈りを捧げ、特別にその場所を信仰の場として祀ってきました。
また、その信仰の場所は、自然の中の大いなる力やエネルギーを、人間に与えてくれる場所でもありました。
時代が進むと、そういう神聖な場所に、多くの神社や仏閣を建立しました。
パワースポットに神社や仏閣が多いのは、そのためです。
パワースポットに行くとどうなる?
パワースポットとは、自然が、人に、自然の中の大いなる力やエネルギーを与えてくれるところです。
では、パワースポットには何があるのでしょう?
また、パワースポット行くと何がどうなるのでしょう?
地球上の自然界には、磁気、地磁気、赤外線、低周波、マイナスイオン、電波、音波、大気、電磁波、など人にいい影響を与えるものがたくさんあります。
そして、それらは地球上の場所に一定に存在しているわけではありません。
それぞれの場所には、それぞれの『場所の特徴』があります。
磁気の強い場所があれば弱い場所もあります。
酸素の多い場所、マイナスイオンや低周波の発生している場所、電磁波の多い場所、など様々な要因が重なり合っていて、同じ条件の場所など存在しません。
自然界に存在する、人に良い影響を与えるそれらの要素が、集中的に集まっている場所がパワースポットなのです。
当然、人にとって強過ぎるパワースポットもあれば、適度なパワースポットもあります。
人に相性があるように、自分に相性の合うパワースポット、合わないパワースポットというのもあります。
「あ、ここ、気持ちいいな」と、たいていの場合は、自分の感覚でわかります。
実際に、人に良い影響を与えてくれる場所、つまり良いパワースポットに行けば、「運気が上がった」「元気が出た」「精神が落ち着いた」「インスピレーションが湧いた」「悩んでいたのが楽になった」「自分を見つめなおすことができた」「力が漲ってきた」「恋人ができた」など、想像以上に良い影響が出る人がほとんどです。