由緒 |
やぶさめで有名な当社は、埼玉県最古の神社としても有名で重要文化財に指定されているほどです。
当社に古くから伝わる臥龍山宮伝記によると景行天皇の53年には日本武尊が東征を成し、ヒイラギの鉾を神宝としておさめ、出雲の大己貴命を祀ったのが当社の始まりです。
後の成務天皇の御代に武蔵国造兄多毛比命が出雲の天穂日命を祀り、大己貴命とともに出雲伊波比神とされました。
鎌倉時代以降になると武士からの信仰も集め源頼朝が畠山重忠に造営を命じましたが、1527年(大永7年)には一度焼失しています。
当社が再建されたのは1528年(享禄元年)9月25日で、本殿は流造り一間社、屋根は桧皮葺型式、これは毛呂顕繁によります。
埼玉県内各所でやぶさめは行われていますが、毎年必ず行われているのは当社のみで、約920年もの歴史があります。
やぶさめの起源は1063年(康平6年)、奥州平定をした源頼義・義家父子が凱旋の際に奉納したこととされており、今も伝わるこのやぶさめは、県無形民俗文化財に指定されています。
また、やぶさめが行われる11月3日には同時に菊花展が当社の駐車場内で行われます。
個人から団体、学校規模まで幅広く、丹精込めて育て上げた菊が披露されているので、やぶさめとあわせて、楽しみたいところです。 |
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