由緒 |
岩戸隠れの際に勾玉を作ったとされる玉祖連の祖神、玉祖命を当社は主祭神としています。
たまっさまの通称で親しまれている当社は、延喜式神名帳によると主祭神は2柱となっていますが、玉祖命の他のもう1柱は不明で、石凝姥命という説もあり、こちらも日本神話である岩戸隠れからとされています。
以前は参道が今よりももっと長かったのですが、高速道路が通った際、今現在の場所に鳥居を移動したので、本来はもっと長い参道が続いていました。
社伝では当社のある周防国で玉祖命が亡くなったとされ、社殿を造営し、祀るようになったのが始まりで、付近には玉の石屋と呼ばれる玉祖命の墳墓があります。
周防国一宮として崇敬を集めたのは平安時代から中世以降も続き、康保元年(964年)には従一位になったほどです。
祭事には軍の吉兆を占う為に始まった占手神事が行われ、一見すると相撲の様だと称されることもあり、これは山形県の指定で無形民俗財産になっています。
また、当社の主祭神である玉祖命は勾玉を作ったとされることから勾玉=玉=レンズとされ、玉の祭りでは様々なメガネやカメラ、時計や宝石業者やそれに近しい人たちが全国から大勢参拝にやってくることも有名です。 |
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