全国の神社とパワースポット
大山祇神社
■概要
愛媛県今治市から広島県の尾道まで続く「しまなみ海道」は、西日本でも人気の観光スポットとして有名です。
本州と四国をつなぐ全長76kmもあり、この「しまなみ海道」は、車だけでなく歩行でも自転車でも通行が可能で途中6つの島を通過するためその島々のグルメや観光スポットにも立ち寄れるとして人気です。
しまなみ海道を愛媛から渡ると3番目の島、広島からだと4番目にあたる「大三島」。
この島は、愛媛県の最北にあたり瀬戸内海に浮かぶ「神の島」として有名です。今回は、そんな大三島にあるパワースポット「大山祇神社」をご紹介します。
「大山祇神社」は、日本国内10000社ある山祇神社や三島神社の総本社です。瀬戸内海に浮かぶこの島になぜ、わざわざ総本社がおかれたのでしょうか。
時は、2600年前までさかのぼります。初代天皇である「神武天皇」が、奈良より東の地を遠征される前に先立ち、大山積神(おおやまつみのかみ)の子孫「小千命(こちのみこと)」が、瀬戸内海の治安を守るためにこの地方に派遣されたのがはじまりとされています。
小千命は、海路としても重要な位置にあった大三島を神の島と定めこの地を鎮祭したと伝えられていて愛媛県内最古の神社です。
ちなみに、小千命(こちのみこと)はその後、伊予の国の豪族である「越智族」の祖と言われています。
2010年に再建されたという総門は、高さ12mもある立派なヒノキ造りで、訪れた人を気持ちよく出迎えてくれます。境内に一歩足を踏み入れると静寂な空気を心地よく感じとることが出来るでしょう。
■1つ目のパワースポット
さて、「大山祇神社」の1つ目のパワースポットは、拝殿前です。ここでは、清らかな気が溢れ、特に勝負運のパワースポットとして有名です。その為、昔から「大山祇神社」には、朝廷、武将、政治家、水島海軍など、そうそうたる指導者が訪れています。
源平合戦でお馴染みの源義経や源頼朝、また義経の家臣である武蔵坊弁慶など日本史が苦手な人でも1度は耳にしたとこのある武将達が、「武運長久(ぶうんちょうきゅう)」を祈願しに訪れています。
「武運長久」とは、すなわち「戦に勝てますように」「武士としての命運」という意味で遠路はるばるこの「大山祇神社」のパワースポットに祈りを捧げにきているのです。
その証拠に、この神社には、訪れた武士から奉納されたという武具の数が日本国内の40%が集まっています。
国宝級の鎧や兜は、歴史ファンをうならせるものばかりです。武蔵坊弁慶の薙刀や源義経の鎧などが、レプリカでなく実物を国宝館・紫陽殿で展示しているのでファンでなくても一見の価値ありです。
また、境内にある社号石「日本総鎮守大山祇神社」は、明治42年3月22日に初代内閣総理大臣である伊藤博文が書いたものでこちらもお見逃しなく。
■2つ目のパワースポット
静かな空気がただよう境内の中央にある「御神木」が2つ目のパワースポットです。
樹齢は2600年の巨木で、大山積大神の子孫にあたる「小千命」が、この地に手植えされたといわれています。
この木と一緒に写真を撮ると長生きすると言われているパワースポットです。また、息を止めてこの楠の木の周りを3周すると願いが叶えられるとも言われています。ここぞという勝負をかける時は、挑戦してみて下さい。まさに「神の島」にふさわしいパワーあふれるスポットです。
この他にも、境内には、伊藤博文が植樹した楠の木も植えられてありますのでご一緒にご覧下さい。
■3つ目のパワースポット
最後、3つ目のパワースポットは、「生樹の御門」です。境内の奥にある「奥の院」につづく道にそのパワースポットがあります。
奥の院は、一度境内から外に出て標識にそって歩みます。すると、見事な鎮守の森が現れます。その中を進むと3つ目のパワースポットである「生樹の御門」をご覧頂けます。
大きな楠の木が参拝通路を飲み込んでいるかのように道をふさぎますが、人が通れるように真ん中がトンネルのようになっているのです。樹齢3000年とも言われ、根まわりは31メートルあります。この樹の中の参道は、汚れや迷いをそっと拭ってくれるようなそんなパワースポットなのです。
いかがだったでしょうか。愛媛県最古の神社「大山祇神社」の3つのパワースポット。
入試や就職試験、仕事の契約、プロポーズなど人生の中で、「ここでしっかり決めたい!」と思う時に、ぜひ訪れてみて下さい。
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