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按司根津栄神社

■概要按司根津栄神社1按司根津栄(アジニッチェー)という聞きなれない人物は、与論島に伝わる英雄の名前です。与論島は、奄美群島の最南端の島です。昔は、琉球王朝からの圧迫を常に受けている土地柄で琉球からの侵略を兄弟で止めた伝説があります。

■奄美群島について
奄美群島は、奄美大島が最大の島で文化的には琉球文化圏に属すのですが、言葉に古い大和言葉が残っています。古事記や日本書紀に記載が残っており、古くから本土や朝廷との交流もあったことが偲ばれています。

奄美の由来は琉球神話の「アマミキヨ」と言われていますが、10世紀ごろまでしか遡れずそれ以前の日本書紀に「奄美」記載があるので断定できないようです。ただ、琉球とのつながりもあり、九州や本土とのつながりもあったので両方の文化に挟まれた土地であることは確かです。

文化は島の場所によって異なり、沖縄に近いほど琉球よりで九州に近いほど本土よりの文化が入って来ています。奄美独自の文化を持っている部分も数多くあり、独立した文化も保っています。
奄美独自の生物が存在し、生物多様性が古来より保たれていることから自然の豊かさの証明となっています。

■琉球文化の影響が大きい与論島
与論島は、美しいサンゴ礁に囲まれた島です。産業は、農業と観光の沖縄の島々と同じような生活基盤の島です。サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツが楽しめるので宿が少なく、交通の便もさほどいいわけではないのでオンシーズンにはなかなか予約が取れません。

按司根津栄神社2
有名なのは、百合ケ浜です。干潮の時に現れ、形も場所も常に異なる非常に不思議で美しい浜でパワースポットとしても観光地としても人気の高い場所です。

与論島は奄美群島でも南端に属し条件がよければ、島から沖縄本島が見えます。ですから昔から琉球王国と接しており、方言も文化も琉球言葉、琉球文化の影響を色濃く受けています。

■按司根津栄(アジニッチェー)の物語 
按司根津栄(アジニッチェー)神社に祀られているのは、与論島を治めていた人物で武術に優れ、琉球からの攻撃を単独で防いだ伝説の英雄です。

按司根津栄(アジニッチェー)は800年前の人物で母親はヌルといい、ある日ヌルが農作業をしていると大雨となり、雨宿りに入った洞穴で疲れて寝ていると杖をついた老人に出会ってまもなく生まれる子供を大事に育てるように言われる夢を見ました。

生まれた子供は普通の子ではなく、大きく成長して神から授かった子供として大事に育てられました。

農業の大好きな兄キャーラドゥキ、海が好きで弓の名手のインジュルキという妹がいました。アジニッチェーは剣や弓を初めあらゆる武術に長けており26歳の時に琉球国王に謁見できることになりました。

謁見した王は、アジニッチェーの姿を見てその腕を試そうと考え十重八重に兵で取り囲んだ城に忍び込むように命じたところ、いつの間にか王面前に現れ王も家臣も驚き王は与論島より北の土地の按司(地頭)の地位を与え、根津栄(ニッチェー)で生まれたので按司根津栄(アジニッチェー)という名を与えました。

按司根津栄(アジニッチェー)は琉球王のそばに使えていましたが、与論島へ帰ることを望み王に何度も願い出ましたが聞き入れられませんでした。形見をおいていくということでようやく認められることになりました。そこで妹から託されていた弓を残していくことにしました。

島に戻ると妹のインジュルキは弓を置いて来たことを大層悲しみました。按司根津栄(アジニッチェー)は再び琉球王の元にいき、返してもらえるようにお願いしましたが聞き入れられませんでした。按司根津栄(アジニッチェー)は、城に忍び込んで取り返して島に戻りました。

城では、そんなことができるのは按司根津栄(アジニッチェー)しかいないということで怒りにもえた琉球王は武装した兵隊1000人を与論島に差し向け、残忍なことに一族全部を皆殺しにするように命令しました。

按司根津栄(アジニッチェー)は、勇敢に戦い1000人の琉球王の兵隊を撃退しましたが、老兵が偶然はなった弓に当たり亡くなりました。

報告を受けた琉球王はそれを信じず、さらに1000人の兵を差し向けました。上陸した1000人の兵は、浜辺に死んだまま仁王立ちになっている按司根津栄(アジニッチェー)をみて恐れて自害したり海に飛び込んだりして全滅しました。生きて1000人、死んで1000人の兵を押し返した勇猛さが語り継がれています。

按司根津栄(アジニッチェー)が死んで琉球王は安心しましたが、按司根津栄(アジニッチェー)を恐れるが為に一族を根絶やしにしなければ安心できず、さらに1000人の兵を差し向けて与論島に攻めのぼりました。

妹のインジュルキも勇猛に戦いましたがついに殺され、その首は空高く舞い上がり転がり続けその様を見た琉球兵は恐れおののき、琉球へ逃げ帰りましたが途中で嵐となり全滅したと言い伝えられています。

按司根津栄神社3
按司根津栄(アジニッチェー)は武の神として、インジュルキは海の神として、キャーラドゥキは農業の神として、按司根津栄(アジニッチェー)神社に祀られています。
今でも与論島で島の守り神として信仰され、大切に祀られています。

■まとめ
按司根津栄(アジニッチェー)神社は、島の守り神で英雄である按司根津栄(アジニッチェー)を祀った神社です。按司根津栄(アジニッチェー)は、島を守った伝説の英雄でその兄弟も海の神様、農業の神様として島民の生活を今も守っていると信じらており、小さいながらも神社は大事にされてずっと受け継がれて来ています。

与論島という美しい海と素晴らしい自然の中にある長い時間、厳しい環境の中でも大切に受け継がれて来たパワースポットに機会があればぜひ訪れていただき、古代の息吹を感じて欲しいと思います。


パワースポット-ライン
名称 按司根津栄神社(あじにっちぇーじんじゃ)
祭神 按司根津栄(アジニッチェー)、インジュルキ、キャーラドゥキ
神徳・ご利益 家内安全、航海の安全、五穀豊穣
住所 〒891-9304 鹿児島県大島郡与論町朝戸522
電話番号 0997-97-3611
備考 島内の交通機関は、公共交通機関はバスのみです。一律200円ですが、2日間乗り放題チケットが500円で販売されています。
バス以外はタクシーかレンタカーレンタルバイクなどがあります。
アクセス 与論空港から車で約15分
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