全国の神社とパワースポット
石鎚神社
■概要
日本には、昔から霊山と呼ばれる信仰を対象とした山があります。その山は、神様が住まわれる場所とされ、昔から今に続くまでパワースポットとして大切な存在です。
日本全国に霊山は20ヶ所あります。そのうちの1つが、愛媛県を代表する「石鎚山」です。
弘法大師さんも修行された山が、「石鎚山」です。かつては女人禁制でしたが、現在は山開きの神事が行われる7月1日以外は、誰でも入山できます。
そんな石鎚山にある石鎚神社は、山の麓から山頂まで全部で4社あり、それ全てを合わせて石鎚神社と呼び、石鎚山が御神山とされる願望成熟のパワースポットです。では、それぞれの社をご紹介していきます。
■山の麓にある口の「宮本社」
山の麓にあるのが、「口の宮本社(くちのみやほんしゃ)」で石鎚神社の本拠地になります。
JRの駅からも徒歩10分です。4社の中で一番アクセスが良く、誰もが参拝しやすいのが、口の宮本社になります。神門には、天狗像が左右2体あります。
少し高台にあるためそこから瀬戸内海の眺めは最高です。青い空と海に朱色の本殿がよく映えます。参道には、「石鎚神社のひのき」とされる巨木のパワースポットがあります。
社務所を過ぎたところにある「文学の森」と呼ばれる綺麗に整備された庭園が続き、注連柱を抜けると拝殿に到着します。ここには、「木鎚」が置かれていて体の痛い所に当てると痛みが和らぐと言われています。
■7合目にある「中宮・成就社」と「土小屋遥拝殿」
石鎚山は、標高1982mで西日本最高峰を誇ります。その中腹7合目にあるのが、「中宮・成就社」と「土小屋遥拝殿」です。
標高1450mにある「中宮・成就社」へは、石鎚登山ロープウェイが利用できます。登拝される方々の拠点となる重要な場所です。その成就社の名前の由来にもなり、石鎚山が開山された伝説があります。
昔、1人の行者が石鎚山を登るが、あまりの険しさにここまで下山してきた時のお話です。ここで、斧を一心に研ぐ老人に出会いました。聞くと、斧を研いで針にしようとしていると言うではないですか。その、途方もない話を聞き、励まされた行者は、もう1度登頂を目指し達成出来ました。下山してきたその「行者」が「我が願い成就なり!」と言ったのが、この成就社の名前の由来になったそうです。
■アクセス便利な「土山遥拝殿」
もう1つある「土山遥拝殿(つちごやようはいでん)」は、車からのアクセスに便利です。石鎚スカイラインの終点にあるこの場所の標高は1500mです。ここは、「石鎚ヒルクライム」という自転車レースのゴール地点にも使われています。
成就社の名前の伝説の行者が下山した際、山を振りかえった場所に遥拝殿が建てられました。実は、この遥拝殿は、石鎚山が真正面から望める絶景ポイントでもあり、拝殿越しにみる天狗岳は神秘的です。成就社と同じく、登拝される方の拠点になっています。
■山頂にある「奥宮・頂上社」
最後にご紹介するのは、「奥宮・頂上社(おくみやちょうじょうしゃ)」です。石鎚山には、何か所か頂上があります。最高峰は天狗岳の1982mですが、その天狗岳の手前「弥山」の山頂にあるのが「奥宮・頂上社」です。そのロケーションは最高レベルですが、参拝する難易度は最高峰です。
表参道と呼ばれる道は、ほとんどが直角でその岩場にかけられた鎖を掴んでよじ登ります。その鎖の長さは230メートルにも及び、第1関門「試しの鎖」74m、第2関門「一之鎖」33m、第3関門「二之鎖」65m、第4関門「三之鎖」68mです。体にある全ての感覚を研ぎ澄まし、無の境地で挑まないと達成出来ない命がけの試練が待ち構えています。
もちろん下山する際も命がけです。励まされるのは、チャレンジャーの多くが年配者だということです。もしかすると体力勝負ではなく、精神的試練のほうが大きいのかも知れません。すれ違う際に交わされる挨拶は、日常では味わうことが出来ない心の温かさを感じることが出来ます。
この苦行を乗り越えた者だけが味わえる達成感と頂上社への参拝。頂上社には、「仁」「智」「勇」を現わす3つの御神像が祀られています。「玉持ちも御神像」「鏡持ちの御神像」「剣持ちの御神像」です。是非、願いを叶えに、挑戦してみてください。
もちろん下山もこのスタイルですが、鎖の苦行を避ける裏参道を使う方法もあるので自分の体力・気力に合わせた無理のないルートを選んで下さい。
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