全国の神社とパワースポット
出雲大神宮
テレビで、スピュリチュアルカウンセラー江原氏や風水師のDr.コパ氏が、京都で一番のパワースポット、と紹介してから急に注目され出した神社が、出雲大神宮です。
社殿は室町期のもので重要文化財です。
大国主命・三穂津姫命の二柱をまつり、縁結びの神としても知られています。
背後にそびえる御影山も御神体であり、境内各所に磐座(いわくら)が鎮座するアニミズムの聖域です。
古神道の名残を数多く目にすることができます。
御影山からの恵みの水は『真名井の水』と呼ばれ、とても有名な水です。
古生代の石灰岩僧を伝って、火山噴火でできたマグマから湧き出ている名水で、ミネラルがバランスよく含まれる万病に効くと言われる神水。
そしてとても美味しいんです。
真の出雲大社???
「丹波に出雲といふ所あり、大社をうつしてめでたくつくれり」
これは兼好法師著『徒然草』第236段の冒頭で、とても有名な文章です。
直訳すると、「出雲大社から神様を移して丹波に立派な神社を作った」、となります。
えっ! 島根県の出雲大社からここ丹波に神様を移したの? だって今も出雲大社は出雲のあるじゃない???
っていうふうに思いますよね。
反対に、
「丹波国風土記」によると「元明天皇和銅年中、大国主命御一柱のみを島根の杵築(きづき)の地に遷す」と記されています。これを訳すと、
「和銅年間に大国主神一柱の御魂を、杵築の地に移した」
これは、まったく逆の意味のことを言っています。
これだけを見ると、
えっ! もともと出雲大社は丹波にあって、の???
って思いますね。
訳が分からなくなってしまいます。
でも、こういうことは昔の書物にはとてもよくあることなんですね。みんな、自分たちにとって都合のいいように内容を書き変えるのです。昔は今と違って、各地の権力者の影響力がそれだけ絶大だったということでしょう。
元祖の出雲大社
出雲大神宮は丹波国の一ノ宮ですから、丹波の国でもっとも権威のあった神社です。
現在の出雲大社が「出雲大社」と名乗り始めたのは明治になってからで、現在の出雲大社は、古来からはずっと「杵築大社」と呼ばれていました。
杵築大社が出雲大社と名乗るようになり、出雲大神宮はそれまで出雲神社と名乗っていたのを出雲大神宮と言うようになったのです。江戸時代までは出雲と言えば出雲大神宮を指していたとされ、それゆえに「元出雲」とも呼ばれているのです。
そんな由緒がある出雲大神宮は、社伝では709年創建となっています。
足利尊氏が修造したと伝わる本殿(重要文化財)は、三間社流造で檜皮葺きの建物です。
オオクニヌシノミコトの元祖の神社
因幡の白兎の神話で有名なオオクニヌシノミコトは、日本で初めて日本の国を作り、納めた神さまです。
その後、天孫降臨したニニギノミコトに国を譲り、現在の出雲大社のある島根県の出雲に住み、祀られるようになったとされています。
しかし、その出雲大社よりも先に、オオクニヌシを祀っていたのがここ京都府亀岡市の出雲大神宮と言われているのです。
オオクニヌシの妻、ミホツヒメを御祭神としている出雲大神宮は、国譲りをしたことで天の神と地の神の縁を結んだこともあり、縁結びの神さまとしてとても信仰されています。
かつてオオクニヌシがいたとされクニノトコタチノミコトが鎮座すると言われている御影山は、山全体がご神体です。
神秘的な磐座が多数あります。御影山に点在する神聖な気を放つ磐座の前にたったなら、心を静かにし、自然と一体になってみましょう。
縁結びに人気の御神石・夫婦岩。
『如何なる病にもよく効く痛み止めの水でもある。天下の名水なり』
旧称は「出雲神社」。
丹波国の一の宮。
神体山として御蔭山を祀っています。
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【出雲大神宮】の1件の口コミ