全国の神社とパワースポット
別府厳島神社
■概要
山口県を代表する観光スポット秋吉台は、カルスト台地と鍾乳洞で有名です。多くの観光客でにぎわうこの町のすぐそばにある「別府厳島神社」は、縁結びだけでなく、不老長寿や金運のパワースポットとして人気があります。
国内には、日本三大弁天と言われる七福神の一人、弁財天をお祭りする神社が有名です。
滋賀県の琵琶湖に浮かぶ竹生島の都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)・広島県の宮島にある世界文化遺産にも登録されている厳島神社(いつくしまじんじゃ)・神奈川県江の島にある江島神社をさします。
山口県の別府厳島神社は、広島県の厳島神社より分霊し建立された由緒ある神社です。広島県から遠く離れたこの地に建てられたのは、この神社の由来ともいうべき伝説で、今も語り継がれています。
かつて、この地を開拓した人は、深刻な水不足で困り果てていたそうです。そこで、諏訪大明神に祈りつづけていたある日の夜のこと夢でお告げがくだされ、水の神様で有名な弁財天を祀り、竹をこの地にさしてるがよいとのことでした。
さっそく、小さな社をたて弁財天をお祀りし、竹を地面にさしてみると、みるみる水が湧き出て、池が出来たと言われています。
こうして、この神社の境内には、全国的にも稀な、見事に輝くコバルトブルーの池が存在するのです。
■ご祭神である宗像三女神(むなかたさんじょしん)は最強の「道」をしめす女神様
厳島神社より分霊する際に、この地に祭られたのが「宗像三女神」です。宗像三女神とはどのような神様でしょうか。
日本神話によると、アマテラスオオミカミがスサノオに、心に汚れがないかを確かめるために、剣をかみ砕いてみせるよう命じたそうです。その剣から生まれたのが、宗像三女神だと言われています。宗像三女神は、神様のなかでも道しるべの最高峰と言われている神様です。
九州北西部と朝鮮半島の間にあるのが玄界灘です。対馬海流が流れていて、漁場としても有名です。そこで、人々の道しるべとしてそれぞれの地に君臨し、見守るのが役目であったのが宗像三女神になります。
沖ノ島の田心姫神(タゴリヒメ)・筑前大島の湍津姫神(タギツヒメ)・宗像田島市杵島姫神(イチキシマヒメ)です。そんな宗像三女神は交通安全としての御利益があるだけでなく、女子力アップにも効果的としても人気です。
また、この神社の由来にもなったのが弁財天です。七福神で紅一点の弁財天は、インドではサラスヴァティと呼ばれる女神で水の神様として有名です。
また、元は、弁才天とかき、「才」を用いられていましたが、のちに「財」として表記が変更しています。
そのため、財宝の神様として崇められているのです。境内には、弁財天の祠だけでなく、七福神も随所に祀られているので七福神巡りも楽しめます。
■枯れることをしらない神秘的な池「別府弁天池」
神社の境内にありながら、あまりにも美しすぎるために神社よりも有名になっている池「別府弁天池」です。水深4.5mほどあると言われていますが、透明度が高すぎるため、ごく浅い池にしか見えないほどです。
湖底が透けており、泳ぐ魚は手に取るようにくっきりと浮かび上がっており、神々しくブルーに輝く池は、不老長寿・金運のパワースポットとして人気です。
別府厳島神社の境内にある「別府弁天池」は、毎秒186リットルの水が湧き出ていると言われています。水温は年間を通して14度と一定に保たれており、石灰地質の大地から湧き出るためにその水質はカルシウムが多く含まれています。
この天然の湧き水は、デトックス効果が抜群と言われており、池のほとりには、その湧き水を自由に持ち帰ることがゆるされているのです。
日本名水百選にも選ばれているこの池の水は、おいしいだけでなく、1杯飲むごとに寿命が1年延びると言われています。また、財宝が授かるとして、金運アップにも効果的なパワースポットで人気です。
その池の水は、どんな豪雨でも濁ることはなく、また枯れることなく、増水することなく、変わらぬ姿で輝き続けているそうです。池のすぐそばには、この湧き水で養殖されているマス釣りのお店があります。
アトラクションとして釣りを楽しむだけでなく、釣った魚をその場で調理して召し上がることも可能です。
この不思議な湧き水で育った魚を食べると、さらにパワーがアップするかもしれません。
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