全国の神社とパワースポット
大汝牟遅神社
■概要
鹿児島県日置市にある神秘的な空間が広がるパワースポットとして大汝牟遅神社があります。
日置市には、日本三大砂丘と言われる吹上砂丘があり観光スポットとしても人気ですが、是非訪れたいパワースポットがあることでも有名です。その異次元な雰囲気は、ドラマやCMでも使われています。
大己貴神(おおなむちのみこと)とは、すなわち大国主命(おおくにぬしのみこと)大汝牟遅神社の御祭神は、大己貴神(おおなむちのみこと)です。出雲大社で祭られている「大国主命(おおくにぬしのみこと)」の子供の時の名前が「大己貴神」にあたります。
大国主命(おおくにぬしのみこと)は、優しい神様で「因幡の白兎」の神話では皮をはがれた兎を助けてあげたことは有名なお話です。これにより無病息災の御利益があるとして有名な神様です。
また、性格が激しい「スサノオ」の系列のため大国主命には性格の荒い兄神が大勢いましたが、結果的にスサノオの娘スセリヒメと見事結ばれスサノオの持つ神器によって兄神らを倒し頂点に立ちます。
そのことが、大国主命が事業繁栄、商売繁盛、金運アップの神様と知られる所以です。
スセリヒメをはじめ多くの女神と結ばれ、子沢山だったことから縁結びや子授かりの神様としても有名です。
■精霊の宿る銀杏の樹
大汝牟遅神社は、ニニギノミコトがこの地上に降臨した際しばらく宮居したといわれる場所が始まりです。はじめに左右1本づつの見事な銀杏の樹が出迎えてくれます。
男性は左へ、女性は右へとそれぞれ分かれて御祈りします。手を当てて願い事をすると男性は元気になるとのことです。
また、女性は手を胸にあてて御祈りすると母乳の出がよくなると言い伝えられていますので妊娠中の方にはおススメのパワースポットです。
■幸せの倍返し「石の子望神様(イシノコンボサァ)」拝殿の手前に大きな石が祭られています。この石は、子宝・安産の神様、イシノコンボサァです。願いを込めながら石の周りに転がる小石を1つ持ち帰りましょう。
無事に願いが叶えられ出産した際には、お礼参りの時に石を二つにしてお返しするという倍返しの風習があります。
■オットゲ石で神の御意思を問う
拝殿の両脇にオットゲ石という珍しい石が置かれています。こちらも銀杏の樹同様、性別によって分かれているのですが、拝殿で御祈祷したあと男性は拝殿向かって右側のオットゲ石を女性は左側のオットゲ石を持ち上げてみます。
持ち上げてみて自分が予想した重さよりも石が軽い場合は、願いが神様に届いたと言われ、また心身ともに若返るそうです。
もし、重かった場合は、もう一度御祈祷しなおしなのであらかじめ相当な重さを予想するのがおススメだとも言われています。
■古くから伝わる潮浜参りや流鏑馬拝殿の目の前には、砂が盛られた貝殻が並びます。これは、古事記にもある古い参拝方法である「潮浜参り」です。毎年元旦に神社の近くにある吹上浜で赤貝の貝の殻に砂を盛ったものを御供えされたものです。
また、500年前から続くと言われる11月23日に執り行われる流鏑馬は、県の無形文化財に指定されており、この小さな神社は見所が満載です。
■南九州イチの大きさを誇る御神木
拝殿の横には、大汝牟遅神社のご神木である大楠が鎮座しています。平安時代からの楠で樹齢千年以上、幹回りは14メートルにも及ぶ巨木です。
こちらの御神木参りは、心の中で願いを強く念じてから御神木を3度優しく撫でながら願いを唱えます。御神木を撫でた手で御自身の体の治したい部分を撫でると御利益があると言われています。
また、御神木にフクロウが居るのが見えると幸せが訪れるそうです。
■パワースポット千本楠
大汝牟遅神社の最大のパワースポットとして「千本楠」があります。千本楠は、大汝牟遅神社の鎮守の森として市指定の天然記念物に指定される神域です。
鳥居から100メートルほど真っすぐな道を住宅地に向かって進むと突然、楠が群生している場所にたどり着きます。中をそっと覗くと小さなお社が佇んでおり、ここがただならぬ「神域」であることがわかります。
一歩足を踏み入れると自分の存在、そして今どこに居るのかも忘れさせてしまうような異次元の世界が広がっているのを感じるでしょう。
樹齢800年以上もの大楠が縦横無尽に幹を伸ばし、その姿は、沢山の竜が横たわっているかのような存在感です。もとは、大汝牟遅命がこの地に楠の枝をさしたのが始まりと言われています。千本楠と言われますが、実は20数本の楠です。
しかし、それぞれの枝が横に延びたり重なり合ったりしているため千本もあるように見えるので千本楠と言われています。
これぞパワースポットと言われるような神秘的な空間に是非身を置いてみて下さい。
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