全国の神社とパワースポット
木嶋坐天照御魂神社
木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)は京都市右京区太秦にある神社です。
一般には「蚕ノ社」(かいこのやしろ)として知られています。
古来より、祈雨の神として信仰を集めていました。
太秦界隈は、まさしく秦氏が活躍した場所です。
木嶋坐神社は秦氏とのつながりが強く、養蚕、染色、機織りなどの中心地としてこの地の産業の守り神として祀られていました。
敷地内にある神池に三柱鳥居があります。3面で組まれている鳥居で、その中央に石が組まれています。
木嶋坐天照御魂神社は「木嶋に鎮座する天照御魂神の社」という意味で、本来は「天照御魂神」を祀る神社ということになります。
この「天照御魂神」がどの神を指すのかについては諸説あり、はっきりとわかっていません。
今は枯れていますが、神池にはもともとは湧水が出ていたようです。
この水が万病に効くとされていました。
三条通に面して建っている、一の鳥居。
新調され、とてもきれいな二の鳥居。
二の鳥居から参道を進むと入母屋造の拝殿があります。
その奥、樹木に囲まれ簡単な木柵で区切られた神域内に本殿2棟が並び、その前に拝所が建っています。
三柱鳥居の由緒は不明だが、この地が、
・三柱鳥居の東南東方向に稲荷山、西南西方向に松尾山があること、
・冬至の朝日が稲荷山から昇り、夕日は反対の愛宕山に落ちること、
・夏至の朝日が比叡山系の主峰・四明岳から昇り、夕日は反対側の松尾山に落ちること、
・北方にある双ヶ丘一帯に集中する後期古墳群もまた、秦氏関連の群集墳といわれること、
・これらの各方位には、いずれも秦氏に関係する神社・墳墓などがあること、
などから、中央のヒモロギから見た柱の方位(正三角形の頂点)あるいはその反転は、これらの聖地の方向を指し示す指標であり、当地は冬至・夏至といった特定の日の太陽を遙拝する聖地、すなわち日読みの聖地ではなかったかと言われている。
|
【木嶋坐天照御魂神社】の1件の口コミ