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泉涌寺
泉涌寺 (せんにゅうじ)は、京都市東山区泉涌寺山内町にある真言宗泉涌寺派の総本山の寺院です。
弘法大師・空海がこの地に法輪寺(ほうりんじ)と呼ばれる寺を建てたのが由来です。
その後、1218年に月輪大師(がちりんたいし)がこの聖地の寄進を受けて、大伽藍を建設していた時、境内の一角から清水が湧き出たことから、「泉涌寺」と呼ばれるようになりました。
天皇家からも篤く信仰されていることから泉涌寺は、『御寺(みてら)』とも呼ばれています。
日本で唯一の皇室の菩提寺で、戦前は一般の人は参拝できなかったお寺です。
泉涌寺の宗風は、天台・真言・禅・浄土、それぞれ日本を代表する宗派を総合的に学んで修行する「四宗兼学」と呼ばれる教えを守り続けています。
現代の寺院は4宗のうちどれかを選んで学び修行するものが主流なため、「四宗兼学」の精神を掲げている泉涌寺はとても珍しいお寺です。
夏の新緑、秋の紅葉が美しい寺としても知られるほか、観音堂には楊貴妃がモデルという楊貴妃観音像が安置されています。
ここでは、楊貴妃観音堂が一番のパワースポット。
楊貴妃といえば、小野小町、クレオパトラとともに世界三大美女として名を馳せた女性です。
さらに、良縁や縁結びにもご利益があり、良縁祈願をした石田純一さんは東尾理子さんと出会い、結婚に至ったそうです。
通常の伽藍(寺の建物)は平地、もしくは山状に建てられているものが多いのですが、泉涌寺の伽藍は森と丘に囲まれています。
参道を下って拝する伽藍は、日本全国でも延暦寺と泉涌寺だけです。
暑い京の夏でも自然の涼を感じ、周囲の喧騒から切り離されたような、静かな環境が心を洗い流してくれます。
紅葉と新緑の季節は、一段とキレイな景色になります。
その時期は多くの参拝者で溢れます。
第120代仁孝天皇(にんこうてんのう1817~1846)の皇后が使用されていた旧御所の御里御殿の一部を、明治17年に移築した「御座所」。
御所として使用されていたころの数々の調度品を見ることができます。
日本の仏様とはちょっと違うオリエンタルな顔つき。
以前は秘仏とされ、100年に一度しか開帳されていませんでしたが、現在はいつでも拝観できます。
お参りすると美人になれるともいわれています。
思わず見とれてしまう人もいるという楊貴妃観音像ですが、気になるのは観音様の口のまわりに見える『ひげ』。
理由は・・・未だに謎です。
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【泉涌寺】の1件の口コミ