全国の神社とパワースポット
照国神社
■概要
照国神社は、開運・商売繁盛・合格祈願などのパワースポットとして人気の神社です。
「照国神社は、」鹿児島県内でNO1の参拝者数を誇る神社でお正月の三が日は、交通規制もされるほどものすごい数の人が訪れるのでゆっくり参拝されたい方は、その期間は避けた方がいいかもしれません。
照國神社は、鹿児島市内で唯一の繁華街である「天文館」から徒歩圏内の城山の麓にある神社なのでアクセスが大変良く、地元の人のみならず旅行者も気軽に訪れる事が出来る人気のパワースポットです。
■鹿児島県の総氏神様「照国大明神」が御祭神
「照国神社」の御祭神は、「照国大明神」で島津家28代当主で薩摩藩第11代藩主の「島津斉彬(しまづなりあきら)公」のことです。
島津斉彬公とは、日本の開国や近代化に導いた明治維新の立役者の一人で「幕末の四賢侯」の1人として有名です。薩摩のみならず日本の歴史に大きな影響力を与えた人物の一人といえます。
島津斉彬公は、大河ドラマで人気のあった「篤姫」の養父にあたる人物でありまた、現在放送されている大河ドラマ「西郷どん」こと西郷隆盛を育てたことでも有名です。
鹿児島県を代表する歴史上人物「西郷隆盛」や「大久保利通」が下層藩士だった頃に発掘したことや小松帯刀とも深く関わりがあるだけでなく、日本の国旗を「日の丸」に制定したのも島津斉彬公であることは、あまり知られていません。
もともと、江戸幕府で使われていた国旗は、白地に黒い横棒が1本引かれただけのシンプルなものでした。
それを、外国船と日本船とを見極める為の印、総船印として「日の丸」の採用を江戸幕府に提案したのが島津斉彬公なのです。
「日の丸」の正式名は「日章旗(にっしょうき)」といい、太陽の神である「天照大神(あまてらすおおみかみ)」が天の岩戸から出てくるイメージが表現されています。
早くから西欧文化に精通していた島津斉彬公は、日本で初めて蒸気船「いろは丸」を造り、また、大砲を乗せた本格的な軍艦「昇平丸」も初めて造りあげ、江戸幕府に献上しました。その「昇平丸」に初めて正式に掲げられたのが「日の丸」なのです。
また、日本の近代化に大きく貢献した「集成館事業」という、初めて西洋式産業工場群を造ったのも島津斉彬公です。
蒸気船などの造船、製鉄するための反射炉で造砲と外国の威力に対する海防強化をは幅広く目指しました。
また、文化的財産にも力を注ぎ、薩摩を代表する薩摩切子など硝子製造も有名です。「集成館事業」は、島津斉彬公の死後も受継がれ日本初の紡績工場もここで造られ、まさに産業革命の原点ともいえます。
集成館事業は、現在3つの世界文化遺産「仙巌園の反射炉跡」「関吉の疎水溝」「寺山炭窪跡」が認められているのです。
島津斉彬公が藩主としてはわずか7年間でしたが、薩摩藩内に留まらず、常に日本国の将来を見据え、国家に大きな影響をもたらしました。急逝された1858年の翌年、今までの功績を称えられ「照国大明神」として神号が授与され鹿児島県の総氏神様として1864年に社殿「照国神社」が建てられたのが、この神社の始りです。
■学業成就の御利益がすごいパワースポット
受験生に大人気のパワースポットで学業の御守りが人気です。また資格試験、昇進試験、入社試験と試験と名のつくものに御利益があるとして大人にもその人気が広がっています。
「照国神社」には、パワーが溢れているので参道を進むにつれ頭の中がすっきりすると評判です。照国大明神の浄化力がすさまじいのかもしれません。
御守りは各種ありますが、秘かなブームなのがデニム生地の御守りです。普段使いでもさり気なく持てるとあり、お土産にも最適です。
■ダルマの形をした御守り「おっのコッボ」
戦前から続く照国神社の新春縁起市が毎年2月に開催されます。そこで人気なのが「おっのコッボ」です。「おっのコッボ」とは、鹿児島弁で「おきあがりこぶし」を指します。
このダルマの御守りは「家内安全」の御守りですが3色用意されており、色ごとによって御利益が異なります。赤ダルマは悪霊退散、白ダルマは学業成就、黄ダルマは商売繁盛です。
「おっのコッボ」を買い求める時は、家族の人数より1個多い数でそれらを家に飾ると幸せが訪れると言われています。1個多く用意するのは、1人でも多くの子が授かりますようにという意味も込められいるようです。
鹿児島県で1番大きな神社というだけあって、鹿児島第10師団の「ボーイスカウト」の活動拠点にもなっています。
鹿児島県の郷中教育(ごちゅうきょういく)という縦割教育は今もなお受継がれており、県内の神社には「まけるな・うそを言うな・弱いものをいじめるな」といった看板が多く掲げられています。
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