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熊野本宮大社
熊野本宮大社は、全国の「熊野神社」の総本宮、熊野三山の神社です。
熊野三山とは・・・
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)
の3つの神社の総称です。
三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせるのが、聖地熊野本宮大社です。
熊野は古くから人々の熱い信仰に支えられた聖地であり、『伊勢へ七度、熊野へ三度』とさえ言われていました。
創建年代は不詳ですが、本宮の地に神が祀られたのは、今からおよそ2000年前の第10代崇神天皇の世といわれています。
3社は個別の自然崇拝に起源を持ちますが、3社の主祭神を相互に勧請し「熊野三所権現」として信仰されるようになりました。
社殿は、かつては、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲にありました。
けれど、明治22年の洪水で多くが流出し、流出を免れた社を現在の場所に移築したのです。
また、神仏習合により阿弥陀如来を本地とされ、本宮は阿弥陀の極楽浄土とみなされました。
その社殿は「証誠殿(念仏者の極楽往生を証明する社殿の意)」と呼ばれ、そこに参詣すれば浄土往生が確実になるとされ、平安後期以降、浄土教の聖地として栄えました。
鳥居の前に立つと、まず、大きな八咫烏(やたがらす)の幟が目を引きます。
八咫烏は熊野権現の使い。
三本足の烏です。
日本サッカー協会のシンボルマークでお馴染みですね。
鳥居をくぐり、杉木立のなかの石段へ。
本殿へと続く158段の石段の両脇には幟がなびき、生い茂る杉木立が悠久の歴史を感じさせます。
石段の両脇には「熊野大権現」と書かれた奉納幟が立ちならんでいます。
158段の石段を登りきると、正面に神門があり、向かって左手のほうには真新しい礼殿(拝殿)が見えます。
熊野本宮大社には、上、中、下、合計12の社殿があります。
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