全国の神社とパワースポット
生國魂神社
生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)は、大阪府大阪市天王寺区にある、「生玉さん」の通称で親しまれている神社です。
ご祭神は生島大神(いくしまのおおかみ)と足島大神(たるしまのおおかみ)。
神武天皇が九州から東に向かった神武東征の際に、難波津に辿り着いたとき、現在の大阪城付近に祀ったのが始まりとされています。
後に相殿神として大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀りました。
大物主大神は「ダイコクさん」として知られています。
『日本書紀』には「生國神社」、平安時代の『延喜式』には「難波坐生國咲國魂神社」と記載されている由緒ある神社です。
11社の境内社があり、境内社への信仰も盛んです。
生國魂神社では一年を通じていろいろな行事が行われますが、中でも毎年7月11日、12日に行われる「いくたま夏祭」は、天神祭、住吉祭とともに大阪三大夏祭りになっています。
地下鉄谷町線「谷町九丁目駅」から徒歩3分の場所に生國魂神社はあります。
本殿は、「生國魂造いくたまづくり」と呼ばれる建築様式です。
社殿は1912年(明治45年)の「南の大火」、1945年(昭和20年)の戦災による焼失、1950年(昭和25年)の「ジェーン台風」により本殿が倒壊しました。
現在の社殿は1956年(昭和31年)に鉄筋コンクリート造で建てられました。
毎年7月11日、12日に行われる「いくたま夏祭」は、天神祭、住吉祭とともに大阪三大夏祭りの一つです。
生國魂神社の氏地は天王寺区・中央区で、それぞれ、こども神輿(みこし)・獅子舞い・枕太鼓などが出され、町は祭りの雰囲気でいっぱいになります。
井原西鶴は、大阪の裕福な商人の子として生まれ、若い時より家業は人に任せて 諸国を放浪した後、多くの文学を生み出しました。
生玉で「生玉万句興行」という一大文学イベントを行ったことから生國魂神社に井原西鶴像があります。
淀君ゆかりの神社で、「女性の守護神」とされる鴫野神社。
昔、弁天島に大阪城の淀君の崇敬が篤い弁天社「鴫野(しぎの)の弁天さん」があり、後にはその隣に「淀姫社」として祀られるようになりました。
女性の守護神として心願成就、縁結びから悪縁切りまで霊験あらたかとの評判を呼び、毎月「巳の日」を縁日としてお参りする人が群れをなしたと伝えられています。俗に「巳みいさん」と呼ばれる由縁です。
その後、大阪城に縁の深い生國魂神社で、鴫野神社として祀られ現在に至ります。
「勝運・方除の神」として信仰される、城方向(きたむき)八幡宮。
大阪城鬼門の守護神として祀られていたことから、城方向(北向-きたむき)と称する神社です。
古来「八幡宮」は武神として崇められ、勝運・方除けの神様として信仰を集めています。
「金物・カマドの神」として信仰される鞴(ふいご)神社。
鞴とは火おこしの道具のこと。
製鉄・製鋼・機械工具などを商う金物業界の守護神として、また各家庭のカマドの神様として信仰を集めています。
日本中に鞴祭りはたくさんありますが、鞴神社は日本でここだけです。
「土木建築の神」として信仰される家造祖(やづくりみおや)神社。
その名の通り家造りの祖神を祀っています。
土木建築業界の関係者を始め、各家庭の普請造作の神様として信仰を集めています。
「芸能上達の神」として信仰される浄瑠璃神社。
文楽関係者はもとより、広く日本舞踊・琴など稽古ごとの上達の神様として信仰を集めています。
近松門左衛門の「曽根崎心中」や「生玉心中」は生國魂神社の境内が舞台です。
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【生國魂神社】の1件の口コミ