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生田神社
生田神社(いくたじんじゃ)は、兵庫県神戸市中央区下山手通一丁目にある神社です。
かつて、現在の神戸市中央区の一帯が生田神社の社領で、これが「神戸」という地名の語源となりました。
地元では「生田さん」として親しまれていて、初詣時期にはもちろん、それ以外の時期にも参拝客が絶えません。
古くは清少納言が歌に詠み、「日本書紀」には創建は西暦201年と記されているとても歴史のある古社です。
御祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)。
神名の「稚日女」は若く瑞々しい日の女神という意味であり、天照大神の別名が大日女であり、稚日女は天照大神自身のこととも和魂とも、幼名であるとも言われ、妹神や御子神であるとも言われています。
神功皇后が海外外征の帰途、今の神戸港にてお船が進まなくなったために神占を行ったところ、稚日女尊が現れられ、「私は活田長狭国に居りたい」と申されたので、海上五十狭茅という者を神主として祀られたと伝えられます。
同じくこの時に、天照大神の荒魂(あらみたま)が西宮市の広田神社に、事代主神(ことしろぬしのかみ)が神戸市長田区の長田神社にお祀りされたと伝えられています。
また、各地より集まった稲を使い、生田神社の境内で神職が酒造りをして、国賓として朝鮮半島からの要人を迎えた際に振る舞ったとあり、灘の酒造りの起源とも伝えられています。
境内には、恋愛成就にご利益があるといわれる松尾神社や、愛妻家で知られた歌人・柿本人麻呂を祀る人丸社があります。
縁結びのお守りも種類が豊富で、カップルなら紅白の「えんむすびお守り」を受けると末永く結ばれると言われています。
また、境内奥にある生田森に入ると、再び大きなパワーを感じることができます。
生田神社の鎮守の杜は、昭和になるまで一般の人は入ることができなかったほど神聖視されていました。
中央のご神木には生きる力に満ち溢れていて、森全体に都心にありながら、清々しくも重厚な空気感が漂います。
街中に突然現れる朱色の楼門に驚きます。
旧暦六月晦日の行われる『夏越の大祓』では、茅(ちがや)で大きな輪を作り、この輪をくぐり抜ける事により、身の不浄を祓い落とします。
豪華でありながらも、生田神社の拝殿には品が漂います。
結婚式や七五三など、ここでいろいろな祭事を行います。
街の中心地なのに、こんな神聖な森があるんですね。
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