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紫式部の墓
京都市北区北大路通南、堀川通西に、ひっそりと『源氏物語』で知られる女流作家の紫式部のお墓があります。
そしてその横に並んでいるのが、平安時代に活躍した詩人で学者だった小野篁(おののたかむら)のお墓。
小野篁は遣隋使「小野妹子」の子孫で、小野道風・小野小町の祖父とされる人物です。
小野篁は、あの世で地獄へと送り込まれる立場の人たちを弁護をしていた人です。
昼間は内裏に勤める役人でありながら、夜は井戸を通って地獄に降り、閻魔大王のもとで裁判の補佐役を務めていたという、奇怪な伝説の持ち主。
この共通項の見当たらない二人が並んで眠っていること自体、ずいぶん奇妙な取り合せだと思うのですが、小野篁が創建した「千本えんま堂」には紫式部の供養塔があり、二人の間には何か不思議な関係があったのかも知れません。
紫式部は言わずと知れた源氏物語の作者であり、日本でもっとも有名な女性作家です。
文芸を極めたい方、足を運んでみましょう。
工場の一角にあるので通り過ぎてしまいそうな入口です。
目立たない小さな墓地ですが参拝客は多いです。
左側が紫式部のお墓。
ユネスコが選んだ「世界の偉人」の一人として、その名は今や世界的に有名です。
余談ですが・・・
恋愛作家として超有名な彼女。
どんな人と結婚したのかと言うと・・・
なんとお父さんの友達、藤原宣孝(ふじわらののぶたか)という人と結婚したんです。
年の差はなんと20歳。
幸せな結婚生活が続くと思いきや・・・
5年で、夫である藤原宣孝が病死してしまいます。
夫を失った後、彼女は失意のなか、源氏物語の執筆を始めたのです。
右側が小野篁のお墓。
縁もゆかりもなさそうな二人のお墓が並んでいるのは、ちょっとしたミステリーのようです。
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