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鞍馬寺
鞍馬寺(くらまでら)は、京都府京都市左京区鞍馬本町にあるお寺です。
1949年まで天台宗に属していましたが、以降独立して鞍馬弘教総本山となりました。
鑑真(がんじん)和上の高弟である鑑禎(がんてい)上人が宝亀元年(770年)にこの地に草庵を造り、毘沙門天を安置したのが鞍馬寺の創始であると伝えられています。
鞍馬山は標高584メートル、牛若丸=源義経がこの山に住む天狗に兵法を教えてもらったという霊山として知られています。
鞍馬寺からケーブルカーを利用して多宝塔駅で降り、そこから300メートルほど続く参道を歩きます。
すると目の前に鞍馬寺の本堂があります。
山門からは枕草子に詠われる九十九折り(つづらおり)の道が続き、本殿金堂前からは比叡山の山並みを望み、春の桜、秋の紅葉と訪れる人の目を楽しませてくれます。
本殿前の三角形の石が埋め込まれているところが一番のパワースポット。
また、天狗や牛若丸(源義経)の伝説や与謝野晶子ゆかりの寺としても有名です。
他にUFOの目撃情報の非常に多い地域でもあります。
現存の「仁王門」は明治44年に再建され、昭和35年(1960年)に移築修理されました。
左側の扉一枚は寿永年間の頃のものとされています。
「仁王門」に安置されている仁王像は湛慶の作。
「仁王門」をくぐって坂道を上がると約10分で「由岐神社」があります。
由岐神社の境内から少し進むと道の左手上方に「義経公供養塔」が見えます。
ここは「東光坊跡」とも呼ばれ、牛若丸が7歳から約10年間住んでいた場所といわれています。
「義経供養塔」の下から更に坂を上ると、約5分間で「中門」)に着きます。
「中門」から「本殿金堂」前広場の石段下まで九十九(つづら)折りの参道が続きます。
清少納言が枕草子の中で、この九十九折りの道のことを書いています。
「本殿金堂」に祀られている「本尊」は「尊天」といわれています。
「尊天」は、月輪の精霊で、慈愛の象徴である「千手観世音菩薩」と、太陽の精霊であり光の象徴である「毘沙門天王」と、大地の霊王であり活力の象徴である「護法魔王尊」の三身を一体としたものです。
尊天は森羅万象あらゆるものの根源、宇宙エネルギーであり、真理そのものであると言われています。
「本殿金堂」の前、広場の南端に「翔雲台」があります。
ここは平安京の擁護授福のため本尊が降臨した場所とされています。
牛若丸が鞍馬天狗より兵法を学んだと言われている「僧正ガ谷不動堂」です。
堂内に安置されている「不動明王」は最澄(伝教大師)が刻んだものと伝えられています。
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