全国の神社とパワースポット
高千穂神社
■概要
宮崎県の高千穂峡は、全国的にも有名な観光スポットでその昔、阿蘇残の火山活動によって出来た峡谷です。1934年には、国の天然記念物にも指定されていて毎年多くの観光客が訪れる人気スポットです。
そんな高千穂峡から徒歩圏内でいける「高千穂神社」内にある、3つのパワースポットをご紹介します。
そもそも、宮崎県の人気観光スポットの高千穂峡は宮崎県の北西部に位置しますが、九州全体でみるとちょうど真ん中あたりになります。日本神話でもたびたび登場するのでこの辺りは「神話の里」とも呼ばれていますが、実は日本最大のパワースポットとしても有名なんです。
そんな高千穂郷には、昔、500以上もの神社があったそうで、の中でも各上とされる八十八社の総代表として定めた神社が今回ご紹介する「高千穂神社」でまさにこの辺りの中心的存在の神社と言えます。
「高千穂神社」は、1900年前に創建されたというかなり歴史のある神社です。垂仁天皇の時代に建てられたと言われており、最近の近代化された大規模な神社というよりは昔ながらの素朴な神社です。
大きな木々に囲まれた山の中にひっそり佇むその姿は、神秘的というよりも荘厳な雰囲気を感じ取ることが出来るでしょう。
■樹齢800年以上ある秩父杉の「御神木」
「高千穂神社」のパワースポットとして1つ目にご紹介するのは、秩父杉の御神木です。宮崎県内の巨樹百選にも選ばれている立派な杉の樹で幹周715メートル・樹高55メートルもあり、見る人を圧倒するだけではなく気持ちを浄化さすパワーが秘められているようで清々しい気持ちにさせてくれる御神木です。
この御神木は、鎌倉時代に源頼朝の命により植えられたとされるものです。御神木以外にも所蔵品の中に源頼朝より奉納された鉄造の狛犬一対が保管されており、こちらは、昭和46年に国の重要文化財に指定されていて日本の歴史を深く感じとることが出来る神社でもあります。
■縁結びとしての御利益のあり「夫婦杉」
2つ目のパワースポット「夫婦杉」をご紹介します。
境内には、「御神木」とは別に大きな杉の樹が2本が祭られています。この2本の杉の樹は「夫婦杉」と呼ばれ、縁結びに御利益があるとして人気です。
頭上高くそびえる2本の杉の樹を良く見ると途中でそれぞれの幹が繋がっているのをご覧いただけます。まさに樹が仲良く手を取り合うような姿は、気持ちが温かくなる光景です。
そんな「夫婦杉」の周りを大切な人と手を繋いで3回時計回りに周ると願いが叶うと言われています。
大切な人とは、夫婦、恋人、友達と様々です。夫婦円満・縁結び・家内安全・子孫繁栄・友情への御利益があるとして訪れた人がそれぞれ思い思いの人同士で仲睦まじく手を取り合って御祈祷される様が、さらなくパワーをこの「夫婦杉」に集めているかのようです。
■「高千穂神社」最大のパワースポット「鎮め石」
この神社がパワースポットとして有名なのは、この「鎮め石」のパワーが他とは類を見ないほどの力を放つからと言われています。
それなりに、パワーを感じる人にとっては、そうとうのエネルギーを感じるようで霊感などのパワーがまったくない人でもこの石を触れると多少は電流の様な感覚がするとも言われています。
その強いパワーは、圧力のあるものではなく清々しく気を治めてくれるパワーだそうで、この石に触れて祈ると悶々としていた気持ちの乱れがスーッと鎮まっていきます。
また、この「鎮め石」を写真にとり待受け画面にすると開運にも繋がると人気です。
そもそも、この「鎮め石」は、高千穂神社と伊勢神宮を造った際に使われた鎮石と言われております。是非、鎮め石にタッチして、自分のパワーを試してみて下さい。
■高千穂夜神楽で神話に触れる
パワースポットの他にもこちらの神社には、見所は満載です。例えば、こちらの神社の狛犬は、よく見ると子持ちの珍しいタイプです。たてがみが大きくライオンを思わせるような姿です。
また、高千穂夜神楽(よかぐら)という神楽が大人気で参拝ではなく、これをお目当てに訪れる人もいます。
高千穂夜神楽は、国の重要無形民俗文化財にも指定されているもので日本神話に登場する神様が総出演する神事です。三十三番まである神楽の中から四番だけを抜粋したものを毎晩20時から1時間かけて奉納されています。
年中無休の365日執り行われているので、是非そちらもご覧ください。
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